【レビュー】DLCとは思えない大作!アンチャーテッド古代神の秘宝【評価/感想】

【レビュー】DLCとは思えない大作!アンチャーテッド古代神の秘宝【評価/感想】

アンチャーテッド 古代神の秘宝(2017)

アンチャーテッド(UC)古代神の秘宝はノーティドッグ開発、SIE発売のPS4専用アクションアドベンチャーゲームです。まずは公式のローンチトレイラーを見てみましょう。

本作、古代神の秘宝はあくまでアンチャーテッド海賊王と最後の秘宝(UC4)のDLCとして開発されていました。が、予想以上に大きな内容になったため単体パッケージとしても販売されました。なので単体でも起動でき、UC4を持っていなくても遊ぶことができます。主人公はUC2から登場したクロエ、相棒はUC4では敵として出てきたナディーンという組み合わせ。クロエがルーツにもつインドを舞台に冒険を繰り広げます。シリーズで初めて主役が交代したスピンオフ作品です。女性主人公ということで今までもよく比較されたトゥームレイダーを思い出す人が多いかもしれません。操作方法はUC4と同じでシリーズファンなら戸惑うことはないでしょう。もちろんアクションゲーム初心者も安心、親切な設計で難易度も選べます。

 

リニアタイプからの進化…!

本作はキャラクターが変わった追加ストーリーというだけではなく、実は今までのシリーズにはなかった特徴的なことがあります。それは今までのアンチャーテッドシリーズとは少し違い、自由度が少し上がっているということです。オープンワールドほどの自由度はありませんが、今までに比べればだいぶ自由に遊べます。これはリニアタイプを拡張したワイドリニアと呼ばれます。(最近GOD OF WARのディレクターCory Barlog氏が新生GOWについて語ったときに”GOWはオープンワールドとは呼べない、ワイドリニアだ“とメディアで発言したのが記憶に新しいです。)

プロローグ、チャプター1,2では従来どおりリニア的に物語が進みますが、チャプター3,4はUC4での高原を車で駆け巡るステージをブラッシュアップしたような感じになっています。このステージでは車で様々な遺跡を巡るのですが、どの順番で攻略してもOKです。本筋から逸れて宝さがしをしてもいいし、フォトモードで映える場所探しなんかも楽しいかもしれません。このように色々寄り道しても最終的には同じ所に行き着くわけですが、アンチャーテッドシリーズとしては今までとは違う新鮮さを感じることができます。

さらにシリーズでほぼはじめて地図が登場します。といっても他のゲームで使えるようなミニマップはなく、touch padを押さないと表示されないし、使い勝手がいいものではありません。ですがこの不便さが、未知の冒険といった感じがして雰囲気が出ていていいと思います。

地図について以下の画像で見てみましょう。

 

初期の地図。ここに新たに見つけた場所などを書き込んでいきます。

 

地図の中央にあった塔に向かいます。右に見えるのが目的の塔です。

 

新たな目的地を見つけるとクロエが地図に書き込んでくれます。

 

書き込み後の地図がこちら。余談ですが手の傷の表現が細かく表現されていてすごい…!

 

どんな人におすすめか

もちろんUC4をプレイした人。UCシリーズを今までやったことない人でもプレイ自体は問題ありません。しかし、そもそも本作はUC4のDLCです。当然キャラクターの人間関係など知っておいたほうが楽しめることは確実です。できればナディーンが登場するUC4、クロエの出番が多いUC2は押さえておきたいところ。UC4のレビューはこちら

私としてはネイトたちの冒険を最後まで見届けた人は、クロエたちのその後も見届けてほしいと思える素晴らしいスピンオフ作品だと感じました。

最後にクリエイターインタビューを御覧ください。

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